私は不倫された側ですが、同情されるのも辛いですし、
離婚した事実は隠せるものでない以上、
人伝に聞かされるよりも、自分から話した方がいいと思って、
敢えて自分から、しかもペラペラと話すことが多いです。
だからでしょうか?
私は不倫された側だというのに、不倫している人から相談されることがあります。
毎回思うのですが、不倫している人は必ずこう言います。
「自分は、他の不倫とは事情が違うんです。」って。
面白いですよね?
私も、自分の離婚までの経緯は、とても珍しいケースだろうと思っていましたが、
今はそんなことは思っていません。
サイトにも書きましたが、市役所に離婚届を提出した時の、
職員の手馴れた態度を見て目が覚めました。
だから、悲劇のヒロインになって失笑を買うことはしたくないし、
多くの人が乗り越えた壁なのだから、私も必ずや乗り越えてみせると。
話が反れましたが、私の同僚で不倫の末、再婚した人の話です。
やはり、配偶者との関係清算より先に、不倫行為をしていたのですが、
当時、奥さんに非常に不満があると言っていました。
確かに、彼の奥さんにも問題があったと思います。
奥さんの言い分は聞いていませんので、事の真偽は判りませんが、
彼の話だけ聞くと、たしかにちょっと・・・と思うエピソードの数々でした。
でも、だからといって不倫していいかというと、それは話が別だと思います。
しかも、彼は堂々と、
「離婚はしたくない。親に迷惑を掛けるし、親戚に合わせる顔が無くなるから。
ただ、家庭にはもう何も望めないので、割り切って遊んでくれる女性がいい。」
と言っていました。
結局、不倫相手に自宅に乗り込まれ、散々な泥仕合のあげく、
離婚成立前に、愛人の妊娠。
今は、愛人と再婚し、先日無事にお子さんが生まれました。
私は、前の奥さんに二度ほどお会いしたことがあります。
彼から聞くエピソードからはほど遠い印象の、
素直な、でも礼儀をきちんとわきまえた、可愛い女性でした。
泣いて暮らしているだろうか・・・
泣く涙も出ないでいるんじゃなかろうか・・・
身体を壊していなければいい・・・と、思いつつ、
もっと自分を磨いて、こんな男に一生を捧げなくて良かったと思えるよう、
いい縁に恵まれるといいなと思っていました。
生まれたお子さんにも思いを馳せてしまいました。
将来、自分の戸籍をみた時に、
父親の離婚が成立した日付と、再婚した日付、
そして自分の誕生日を見ると、
そこにどういう事情があったのか・・・思い悩む日が来ると思います。
親としての技量が問われるところだと思います。
そんなことを考えていたある日、
彼が職場に、自分の現在の奥さんと子供を連れて来ました。
幸せそうな三人の姿を見て、
忘れないで欲しいと思いました。
あなたたちの幸せの裏側で、泣いている女性がいることを。
そして、いつかきっと、自分たちが想像もしていなかった苦境に立たされた時に、
今度は逃げずに立ち向かって欲しいと思いました。
***余談
でも、どうしてこう無神経なのでしょうね・・・
彼が不倫の渦中にある時、私は散々言ったものです。
奥さんにばれる前に別れるよう、
そして離婚したいならしたいで、きちんと話し合って関係を清算してから、
後の人生に進むよう、お話していました。
愛人が自宅に乗り込んできたエピソードも聞きましたし、
ましてや、実はその愛人とも、さほどに本気でなかったと私は聞いているのに、
(私がいるのを承知で)職場に連れてくるなんて・・・
不倫する人は、そろって無神経だなと、ついつい思ってしまう一件でした。